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"my life is my own choices"

殴り合えない

ちなみに自分は岡田監督が嫌いなので前もってあしからず・・・。


02の時は自我を忘れるくらいの盛り上がりが自分の中にありました。きっと協会とかは開催国として決勝トーナメント進出を至上命題としていたと思いますが、いちファンたる自分は命題や期待を大きく上回る盛り上がりで楽しんでいました。トルシエがフラットスリーやらが有名になったりで やりたい事を明確にしていたおかげで、自分も日本代表に対する見方も複雑じゃなかった。何より力の差はあれども日本が対戦相手に殴り合い覚悟の試合をしている様が自分には衝撃的だったし、そんなトルシエサッカーが嫌いではなかった。何度も言うようですが、ものすごい舞い上がっていたので参考になりうる過去ではないかもですが。
06の時はブラジルの英雄が監督とは思えない引きこもりサッカーだった。最終予選も大量得点とかもなく全員で引いて人数で守るガチガチなサッカーに自分には見えた、自分には面白いとは言えなかった。それでもどこか自分は期待していた、アジアカップの奇跡というか作り話のような優勝があって、ジーコは本番の勝負強さやラッキーがあると思って期待した。ガチガチだったけど俊輔のFKで最悪なんとかなるとも思ったし、直前の高原爆発で もしや と思えた。
今回は・・・昨日の韓国戦を見て。カウンターから右足で巻いて華麗に決められて、4点が必要になった後に全然殴り合えなくてちょっと悲しかった。4点返せるとはさすがに100%信じていない部分もありましたが、悲しかった。負けない確率をぐんと高めて、その中にある勝てる確率の中で勝ち点を稼いでいくような 年間通したリーグ戦での戦い方。岡田監督が横浜を指揮している時からそうだったと思う、後半勝ち越されたら何もできずに終わる・・・親父とよくそんな横浜を観てきた。前線の頭数は投入するけどきっとそんな練習してないから、どうしたらいいか選手も分からない・・・時間だけが過ぎる的な。殴り合う練習をしてない、そもそも監督が殴り合える選手が嫌いっぽいから選手もうかつに殴り合いを仕掛ける訳にもいかない・・・。内田がそれでも右サイドを空にしてでも殴り合おうとする素振りはしていた、他は見ていて悲しくなった…。稲本も長友も戦っていたとは思うけど10人のツケで殴り合う前にガス欠気味だったと思う。
悲しいかな今の日本代表の姿は岡田監督の理想の形に近いんじゃなかろうか、と思っていたりもする。でもこんな結果・・・上積みがあるとも思えない・・・ものすごい悲しい。90分ハードワークした末に何が見えるんだろう・・・擦り減って戦う気持ちが逓減していく選手たちの姿と、結果を残せなかったからや−めた っていういつも通りの岡田監督の姿しか見えないのが悲しい。日本サッカーの応援を止める自分は想像できないので、きっとこれからも応援していくと思います。でもこの悲しみは必要悪なんだろうか・・・多分98年にウイットモアに2発決められた時より気持ちとしては悲しい。本番前。
長々とごめんなさい。