new-life

"my life is my own choices"

筋蒔き

田

春になると・・・。


というよりもGWが近付いてくると、田植えの時季だなあという思いが湧いてきます。GW付近になると家事都合として欄を埋めた休暇届も出てきます、1、2か月前まで一面雪景色だった周辺の平原も1、2か月後には青みを帯びてきます、すると日付を股にかけてカエルが求愛で叫びます。田舎だなあ・・・。
雪が融けて地面が露わになり代掻きの頃には 何かがぐつぐつ雪の下で発酵したかのような臭いが辺りを包みます・・・あれくっさいですね・・・。
で、田植えの約1か月前に筋蒔きです、多分1か月前くらいだったはず。育苗箱の底に根張りシートを敷いて土を詰めてる作業をしておいて、筋蒔き機で種蒔きみたいな作業をする時季です。多分今の前後くらいがそんな時季なのかなあ。この作業をよくじいばあと一緒にやりました、それをすごく思い出します。筋蒔き→田植えは じいばあ&親戚が一堂に会するイベントだったのですごく憶えています。
自分はと言うと、育苗箱の土詰めは重要な仕事な為やらせてもらえませんでした・・・すごいやりたいじゃん、重要な仕事だし花形だし!と思ってました。あの"凸"みたいなヘラで さっさっと土均ししたいじゃん!と思ってました・・・あのヘラなんて名前なんだろう。農家経験ある人じゃないとヘラの想像出来なそうですね・・・一番下に こんなん!って画像置いておきました、アレなんて名前なんだろう。
自分の仕事は空箱の育苗箱を異動させて根張りシートを敷いて、土詰めの終わった育苗箱を所定の場所に積み上げるという仕事でした。よく考えれば重要な仕事でしたが、やっぱり土詰めの方が花形な気がしてなりませんでした・・・。
いざ筋蒔きの日となると土詰めの日よりも多くの親戚が集まります。ちなみに田植えの日は全員集合くらいの勢いです、じいばあが孫までいっぱい集まるので何より嬉しそうにしていた日ですね。親戚が集まると当然ガキんちょたるじぶんの仕事はより閑職になります。筋蒔き機の近くに寄る事さえ出来ないような・・・筋蒔きの済んだ育苗箱をビニールハウスに運んで、ビニールハウスの中が むわっとしてるのを感じるのが仕事でした。田植えになると閑職はおろか、フリーター的な仕事程度で・・・ガキんちょたる自分と同年代の従兄弟達は揃って失職状態でした。10時と15時のお茶の時間待ちみたいな・・・。


一体自分は何を書いているんだろうか・・・。ちなみにタイトルを書いた時は じいばあ との土詰め作業の思い出話でも書こうかな、と思ってました。どこからこんな話になったんだろうかな・・・"凸"みたいな道具が気になり出した頃かな・・・。筋蒔きに先立って行う 芽出しの際の風呂場の地獄の話とかも色々書こうと思いましたが長くなり過ぎるのでまたの機会に・・・。一体何を書いているんだろうか・・・。
まあいいか、記憶のフラッシュバックが田んぼでもあるのは幸せな事だと思います。記憶の喚起が相変わらず嬉しいと感じてしまいます。まとまりが無い話でしたがおやすみなさい。"凸"みたいな道具は下のこんな形のです・・・名前求む。おやすみなさい。