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"my life is my own choices"

今週のお題017"桜"

自分桜について。


[青空コレクター - 自分桜]
自分が生まれた年にじいちゃんが植えてくれました。苗木は市から贈呈されたものだったらしいです。桜は世話が大変で大きくなるまでにいくつも壁があるらしいです、じいちゃんばあちゃんもそれを知ってか知らずか坂のあるような環境としてはあまり良くない所に植えました。ところがその桜は枯れないどころか、逞しく大きく広くなってくれました。このブログで何度も書きましたが"自分桜"の紹介。
4月には淡い桜色の花をたくさんつけては吹雪かせて、5月には鯉のぼりの横で青々として葉を茂らせ、夏には作ってくれた木陰で外遊びの休憩をして・・・自分桜の辺りで起きた事の思い出は尽きないと思います。じいちゃんばあちゃんをはじめ自分の家族と、自分桜が一緒に移る光景も思い出せます。坂を少し下ったところで春先にばあちゃんと稲のすじ蒔きしたなあ、自分桜の近くもかつて特設のサッカーゴールを作ってもらったりしました、今はカーポートになっています。ほんとに思い出は尽きません、明日になればまた別の思い出が出てくるんじゃないかと思うほど。
そんな自分桜も残す所僅かになりました。諸々の都合で自分の家を移転しなければならず、それに伴い自分桜ともお別れになります。ソメイヨシノは60年生きるそうです、自分が今年で30歳なのでちょうど半分。自分桜とともに30年生きてきましたが、自分桜が逞しく大きくなってくれて毎年ほんとに綺麗な花を咲かせてくれて そんな姿を見れてとても幸せでした。自分桜という桜と自分が心が通じ合っているとは自分の性格から言っても思いませんが、感謝の気持ちは伝えたいと思います。きっと自分に似ているだろうから、まだもう少しあるから!と言われるだろうなあ、と少し恥ずかしい事を思ってしまったりします。今年も自分桜の下での花見を楽しみに・・・まだ自分のこどもも見せてなかったなあ。
30歳にしてこんな事を書いていると恥ずかしいのでこの辺で。
自分桜とのお別れを知ったのはもう6、7年前。いずれ来る日に向けて後悔が無いように自分桜を向き合ってきたつもりです。そして今その時が近付いてきていますが後悔はありません、別れの寂しさと楽しかった記憶と・・・なんかこう・・・うまく言えないところに30年という時間の長さを感じます。なんかこう・・・どちらかが朽ちるまで一緒にいたかったなあ、というのが本音かなあ。諸々の自分の力不足でお別れになったのかもしれないと思ってみたり、楽しい思い出ではにかんでみたり・・・これからのその時その時思い出される 自分桜 の思い出とともに一喜一憂しようかな。


ありがとう またいつかどこかで
また家族みんなで


まだもう少しあるけど!