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"my life is my own choices"

週末ロードショー

崖の上のポニョ


こういう記事恒例の・・・ネタバレあるかもです。映画に続き2回目。映画の時はアウトラインを捉えるので終わった感じでした、言葉で表せない引っ掛かりがあったけどまあいいか程度に済ませて楽しみました。2回目見た感想は 小さな子供が見た感想はどんなもんなんだろう でした。見る人・見る世代に合う結論がありそうだなあ・・・と。あー世に溢れる素晴らしい映画批評ではないです、あしからず・・・。
気になったのは、

  • おばあちゃん方 - 急に歩けるようになったのはどういう意味なんだろう
  • 言葉のリアリティ - やっぱり身元引受人という言葉はリアル過ぎる・・・

この2つでした。なんとなくおばあちゃん達を見ていると、もしかしたら人間は魚になったんじゃなかろうか・・・と思えて仕方なかったです。ポニョの本当の姿を知りながらそれでもいいという男の子がいれば、ポニョは人間になる・・・要は、宗介とポニョが同じ生き物になるという事、ポニョが人間になるのは便宜的表現で 宗介やおばあちゃん含め人間が魚になった。人間が海の世界に入ったんじゃないだろうかって途中から思いながら見てました。魔女が存在する世界を描いていたりするので、そうなってもそんなにおかしな事でもないかなあ、と。足を患っているおばあちゃん方が走れるようになったのも、魚はほら 足がないから身体を前進させるために患った足が必要ないし・・・これは・・・営業でラストのプッシュでこれ言ったら がっさりと破談になるくらいクソな理論でしたね。街が水に沈んだ時の船のみんなの順応力のすごさ・・・街が沈んだのにあんな事になれるか・・・だから魚になる覚悟をした人たちでしょう、あれはきっと。営業だったら消費者センターに苦情を入れられる段階でしょうね・・・。フジモトの "海の時代"発言も気になります・・・。
そんな中、"身元引受人"って言葉のリアリティがすごいなあ、と・・・これは映画の時も思いました、なんだかあの1単語で人間界の慣習臭さがにおい立ちます。母同士の対談中に 親権とか諸手続きを話し合っていたのかなあ、と思わされます・・・そのくらい違和感としてリアリティを感じてしまいます・・・。
2回目見ると不思議な点が出てきますね。リサがポニョが来た夜に宗介をひとり残して行ってしまうのも何だったんだろう・・・とか、ましてや魔法も使えるって宗介が言っているのに・・・。とか、思考を脱線気味にフル回転させながら見ました。おやすみなさいー。